心療内科の治療, 抜毛症

抜毛症女子の母親は、なぜ物悲しいのか ~抜毛症(抜毛癖・トリコチロマニア)の潜在的意味と治療・代償行動について~

近頃、あいち熊木クリニックで受診が増えているのが、抜毛症(抜毛癖)の患者さんです。
意識的にか、無意識的にか、自ら ...

アスペルガー症候群, チック障害, 注意欠如・多動性障害(ADHD), 発達障害

KY(空気よめない)と、もうひとつのKY(空気を読みすぎる)が混在するのはなぜか|チック症・発達障害の生きづらさ

先に、重症チック症・トゥレット障害の薬物療法について書きました。

このようなチックの頻発を招く人は、

随筆

今、君はこれからの人生が決まるかもしれない一日を前にして・・

士気を鼓舞し、勇猛果敢に振る舞っているかもしれない

努めて冷静を装い、平常心を保てているかもしれない

あるいは・・

興奮でと ...

女性患者, 精神科薬物(向精神薬)

近頃よく、次のような質問を受けます。
それは、男性患者さんからのものです。
「今、精神科薬物を服薬中だけど、妻が妊娠することを考えたとき、自分も服薬を止めなくてもいいのでしょうか。(精神科薬物の影響が、胎児に及ばないの ...

パニック障害, 精神科薬物の官能的評価

パニック障害を引き起こしやすい「滅私奉公的性格」

パニック障害について、疾患の概略は、以下のところで説明しています。
『トンネルに入りゆく恐怖』 (「パニック障害」についての臨床相談)

これを踏まえていただいた上で、 ...

ストレス, メンタルヘルス, 呑気症

「呑気症」との自覚に至るのに10年もの年月がかかる?

「呑気」(どんき)っていう言葉、ご存知ですか?
空気を呑む(のむ)ことを指して、そう言います。

緊張すると、「息を呑む」といいますね。
一時的に、無呼吸の ...

イップス, ストレス

「プロ野球トライアウト外伝。「イップス地獄」から這い上がった男たち」

常日頃、イップスを抱えた選手を前にしている私にとり、この「イップス地獄」は全く他人事ではない。
精巧な技を競い合うアスリートの世界では

書評

goo.gl/GfG9k6
珍しく、話題になったばかりの芥川賞受賞作を読んでみた。

コンビニだけに繊細に適応してきた主人公は、世間的には常識外れの人物だが、彼女自身そのことがなかなか了解できない。
かといっ ...

ストレスチェック, メンタルヘルス

最近ようやく社会全体に浸透してきたかに見える「ストレスチェック」ですが、運用過程でいくつかの懸念材料が見えてきています。

あいち熊木クリニック(心療内科・精神科)の「ビジネスマン(ストレスチェック)外来」においても、それら ...

共同幻想, 随筆

こんにちは、熊木です。

2週間に渡るリオデジャネイロ・オリンピックは終わり、さらにパラリンピックに移行していきます。

4年に一度の特別な大会であり、その金メダルは最高の栄誉であるため、どんな競技においても、全身 ...