私の前に屹立した「初めての大人の精神科医」~中里均先生追悼~
(※ 2018.3.精神科医の中里均先生が亡くなられた。
生前一方ならぬお世話になったにもかかわらず、先生にお別れが言えなかった。
先程参加した名古屋市立大学精神科同門会で、その報に触れた次第。
遅きに失したが ...
2017年年頭の辞:「今日までそして明日から」~あいち熊木クリニック開業10周年。開業までと、日進市竹ノ山のこと~
明けまして、おめでとうございます。
あいち熊木クリニックは、今年で開業10週年を迎えます。
これも、絶えず心配りを怠らず、いい診療環境を作ってくれている、臨床心理士さんや医療事務さんらスタッフの皆さん、
そ ...
~受験日前夜の君へ~(すべての受験生に贈る言葉)
今、君はこれからの人生が決まるかもしれない一日を前にして・・
士気を鼓舞し、勇猛果敢に振る舞っているかもしれない
努めて冷静を装い、平常心を保てているかもしれない
あるいは・・
興奮でと ...
「勇気と感動をありがとう」
こんにちは、熊木です。
2週間に渡るリオデジャネイロ・オリンピックは終わり、さらにパラリンピックに移行していきます。
4年に一度の特別な大会であり、その金メダルは最高の栄誉であるため、どんな競技においても、全身 ...
夏バテ防止のために
ほんの20-30年前には、「夜中にクーラーを使うなど贅沢。夜風を入れればそれでいい」というお年寄りも ...
「相模原市・障害者施設殺傷事件」によせて、思うこと
まず、被害者の方々に哀悼の意を表したい。
この事件の一報に触れたとき、真っ先に思い浮かべたのは、
ヒトラー・ナチスの優生思想に基づく障害者大量抹殺、および池田小学校大量虐殺事件である。 ...
アロパノール(全薬工業)についての所感
最近、しばしばTV-CMで見かけるアロパノールという商品について、コメントしたい。
宣伝文句は「緊張・イライラ・不安など、ストレス社会に疲れた心へのドリンク剤」である。
向精神薬はすべて、市販できないことになっているは ...
現代型・自尊感情の低落 とは何か
あいち熊木クリニックには、摂食障害専門外来がある。
対象となる疾患は、摂食障害(過食症・拒食症)のみならず、醜形恐怖症や自己臭恐怖症といった、思春期・青 ...
2016年年頭の辞: 「三郎おじいさんのフクロウ」
<あいち熊木クリニックに通院中のみなさまへ>
(※お年賀頂戴しました方、ありがとうございます。本状でもって挨拶に代えさせていただきます)
明けまして、おめでとうございます。
新年を迎えるに際し、私がこの ...
キラキラネームは「オンリーワンの呪縛」 ~名前が孕む”言霊”について~
近頃、キラキラネームについての議論がかまびすしい。
現状では、キラキラネームに対する風当たりが強く、
「親のエゴが剥き出しだ」
「キラキラネームをつけられた子は、常識がない子が多い」
などといったネ ...