「官能的評価」から考えた精神科治療論~いかに抗うつ薬を、服み効かせるか・2~
(熊木徹夫論文・『こころの科学』所収)より一部改変掲載
6:めざすのは「快」ではなく「楽」
薬物療法において最終的に目指すべきなのは、「快」ではなく「楽」である。
薬物選択にあたり、極めて重要なこと ...
「薬物のばらまき」はなぜ起こるのか ~<身体感覚>を導きの糸として~
近年、精神科薬物(向精神薬のこと。以下、薬物とする)をめぐって様々な問題が起こってきている。なかでも、薬物の不正な流通は由々しき問題である。複数の精神科病院やクリニックで「薬物のばらまき」があるとされ、また病院経由ではなくインターネッ ...
チック症 について
1:はじめに
近頃、あいち熊木クリニックにおいても ...
夜間尿(過活動膀胱 | OAB)を伴う不眠について
不眠は本当に苦しいものです。
どこかの自治体で「不眠が2週間続いたら、精神科へ」という標語がありましたが、そのような状況になった方がいたなら、本当にそうして欲しいと思います。
ま ...
糖衣錠を1/4に割るなんて…
「糖衣錠を1/4に割るなんて…」
医薬分業が前提となる今日では、クリニックの処方医が処方箋受付薬局を指定することはできない。
しかし、あいち熊木クリニックにおいては、当院の“門前薬局”となっているO薬局で薬をもらっ ...
先発医薬品は「マイカー」、ジェネリック薬は「全く癖のわからぬ他人の車」
処方箋の成分名表示(一般名表示)を開始して、2週間がたつ。
これによって、患者さんは薬局でジェネリック薬処方を求めやすくなり、実際少しずつジェネリック薬処方も増えてきている。
患者さんがジェネリック薬処方を選択 ...
ギプスをつけて100メートル走
「ギプスをつけて100メートル走」
私が、あいち熊木クリニックで薬物処方を行なっている患者さんのなかに、次のような方が少なくない。
それは、ようやく病状が落ち着いたところで、すぐさま仕事に復帰し、さらには全力投球し ...
おくすり手帳は、あなたの命綱
最近は、医薬分業が主流になってきており、薬物処方箋が出される医療機関で直接、薬物処方が行われることは少なくなってきています。
それは、あいち熊木クリニックにおいてもしかりです。
あいち熊木クリニックは、院内に薬 ...
実際臨床における「官能的評価」の炙りだし方
「「官能的評価」から考えた精神科治療論 ~いかに抗うつ薬を、服み効かせるか~」
(熊木徹夫論文・『こころの科学』所収)より一部改変掲載
<参考>実際臨床における「官能的評価」の炙りだし方
精神科薬物 ...