精神科治療論, 精神科薬物の官能的評価

精神科薬物療法では、薬物を症状に働かせることを狙うのではなく、患者さんの身体構造を改変し、患者さんがより過ごしやすい状況を恒常化させることを狙う。また、薬物と言葉により、患者さんの身体を耕すことを目指すのでなくてはならない。

精神科治療論, 精神科薬物(向精神薬), 精神科薬物の官能的評価

(熊木徹夫論文・『こころの科学』所収)より一部改変掲載

6:めざすのは「快」ではなく「楽」

薬物療法において最終的に目指すべきなのは、「快」ではなく「楽」である。

薬物選択にあたり、極めて重要なこと ...

精神科治療論, 精神科薬物の官能的評価

「糖衣錠を1/4に割るなんて…」

医薬分業が前提となる今日では、クリニックの処方医が処方箋受付薬局を指定することはできない。
しかし、あいち熊木クリニックにおいては、当院の“門前薬局”となっているO薬局で薬をもらっ ...

精神科治療論, 精神科薬物の官能的評価

「「官能的評価」から考えた精神科治療論 ~いかに抗うつ薬を、服み効かせるか~」

(熊木徹夫論文・『こころの科学』所収)より一部改変掲載

<参考>実際臨床における「官能的評価」の炙りだし方

精神科薬物 ...