身体は「神様から借りた器」
―近年、診断が難しい事例が多く、とりあえずこの薬も、あの薬も、とどんどん薬が積まれるような「薬のばらまき」が指摘されることもあるかと思うのですが、先生はどうお考えでしょうか。
「ばらまき」の問題については、マクロでものを ...
<あいち熊木クリニック>および、 院長熊木に関する、ホームページのご紹介
●<あいち熊木クリニック>ご紹介ページ
・・・あいち熊木クリニックのこだわりを端的に表現したページです。
電話・診療科目・時間・地図など、受診していただくのに必要な情報は、ここに盛り込んでいます。
...
あいち熊木クリニック、森にすむ仲間たち~あいち熊木クリニック館内、無垢の木々について~
当院では、患者さんにすごしやすい空間を提供したいとの思いから、木にこだわり、たくさんの無垢材を取り入れています。
それぞれの木について、若干の蘊蓄と深い思い入れとを開陳します。
杉:館内の床・壁・天井を覆いつく ...
ジェネリック医薬品 について
近頃、TVコマーシャルでもジェネリック薬(後発医薬品)の宣伝が多く行なわれており、厚生労働省からも、国民皆保険制維持のため医療費削減を行なう趣旨で、ジェネリック薬の処方を促進しようと ...
「官能的評価」から考えた精神科治療論~いかに抗うつ薬を、服み効かせるか~
精神科薬物療法では、薬物を症状に働かせることを狙うのではなく、患者さんの身体構造を改変し、患者さんがより過ごしやすい状況を恒常化させることを狙う。また、薬物と言葉により、患者さんの身体を耕すことを目指すのでなくてはならない。
治療における「先駆者優先の原則」
もし患者さんが複数の病院・クリニックに通院する必要(例えば、内科・外科・心療内科…)が生じたとき、注意していただきたいことがある。それは以下のようなことである。
A医院(たとえば内科)とB医院(たとえば精神科)があったとし ...
~「受験道」、そして「方便としての受験」~
私は大学浪人時代、「受験道」を信じていた。
「受験道」とは、こういうことだ。
いかなる教科においても精通している必要があり、何か欠落があってはならない。
試験を課する大学が、どのような切り口で出題してき ...
社交不安障害 について
私は先に、SAD(社交不安障害・社会不安障害)“上がり”克服のヒント|想定観客のみと対峙することという一文を物し、SADで悩む人々に対し、“想定観客”とい ...
対人恐怖症 について
あいち熊木クリニックにも、御多分に洩れずSAD(社交不安障害)の患者さんが大勢来院されている。
彼らの悩みはいろいろだが、非常によくあるものとして「人前 ...
『警察が私を陥れようとする!』 (「パラノイア」についての臨床相談)
<『もう悩まなくていい ~精神科医熊木徹夫の公開悩み相談~』(幻冬舎)より>
Q:うちのおばについてご相談します。
現在58歳ですが、20年も前から、「警察が私を陥れようとする」という妄想を持っています。