花粉症治療 について

2019年10月19日

花粉症(アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎)治療ならおまかせを!

世間的にはあまり知られていないようですが、あいち熊木クリニックはアレルギー科も標榜しています。

当院に他の疾患で通院している方のなかにも、花粉症でお悩みの方が多くおられます。
今年のスギ・ヒノキ花粉飛散量は例年の3~5倍が予測されていますので、不幸にも今年花粉症”デビュー”となった方が少なくありません。
そういった方の花粉症治療をお引き受けすることも多く、結果としておおむね好評をいただいています。

当院では、一般的な西洋薬(抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤)の処方ももちろん行っていますが、熊木が漢方医でもあるため、広く漢方からも薬剤のチョイスが可能です。(アレルギー性鼻炎の鼻水を止める薬剤として、小青竜湯が特に有名ですが、症状推移に応じて、さまざまな薬物の処方が可能です)

近頃、医用薬剤から市販薬としても販売されるようになった薬剤(例えば、アレジオン(エピナスチン塩酸塩)・アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩))などもいい薬ですが、

  1. 健康保険適応外でこれらの薬剤を購入する(すなわち、薬局での直接購入をする)と、かなりお金がかかる
  2. まだ市販されていない抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤のなかに、上記の薬剤の効能をしのぐ薬剤も存在する
  3. 多種に及ぶ抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤のうち、自分に合うものを見つけ出すのがなかなか難しい

などの理由から、アレルギー科での処方を受けることをオススメします。

また当院では、患者さんのご希望に応じ、人気のある新薬も処方しますが、処方の選択肢はそれに留まりません。
新薬のメリットは、比較的眠くならないことです。
しかし、薬効は概してマイルド(すなわち弱い)で、薬価も健康保険適応とはいえ、結構高いです。(販売価格が、1剤100円前後となります)

それに対し、古典的な薬は眠くなりやすいのですが、総じて薬効が強く、薬価は破格に安いのです。(1剤10円を切るものもあります)
当院では、患者さんの懐事情に応じ、適宜古典的な薬を微量から開始し、漸増(じっくり増やしていくこと)していくようなことも行っています。
もしこのようなやり方で、古典的な薬の少量が適当量であると判断されるならば、長期的には薬剤の大幅コストダウンが見込めます。(これは、治療を続けていただく上で、あなどれないことです。というのも、アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎は慢性的に推移することが多く、長期に連用せざるをえないことも少なくないからです)

上記は当院の行える配慮のほんの一例ですが、これに限らず、患者さんの体へのリスクを抑え、ベネフィット(利益)を引き上げる工夫を怠りなくやっていく所存です。
このようなアレルギー治療の取り組みに賛同され、当院での治療をご希望の方は、初診申し込みを行っていただきたいと思います。
どのような疾患に対しても変わらぬことですが、少しでも楽に過ごしていただけるよう尽力します。

追伸1:余談ですが(しかし重要なこと)、実は院長の熊木自身もけっこう強い花粉症があり、花粉症の患者さんがもつ苦しみを、実際に体感しているのです。
高校時代に突然発症したときには、朝目やにが目に貼り付いて目を開くことができず、2階の寝室から母の肩を借りてゆるゆる下りた経験があります。
それから、さまざまな自験を繰り返し、今に至っていますが、花粉症でお悩みの患者さんに「実は私も結構ひどい花粉症なんですよ」と話すと、大概驚かれます(すなわち、うまくコントロールできているということです)。
この自己治療遍歴はダテではありません。
みなさんの花粉症治療についても、適切な提案を行いやすいのは、このことによります。

追伸2:花粉症は命に関わるものではありませんが、不快極まりないもので、日常の労働効率などを著しく下げますので、あいち熊木クリニックではなるべく迅速に対応しています。
初診にかける時間を短縮するかわりに、予約を通常より早めて承っています。
(通常初診は1~2ヶ月待ちのところ、花粉症初診はだいたい予約日より1~3日の待ちで対応)
苦しみを一刻も早く解きたい方、当院へご一報ください。

<※参考>

<花粉症対策プチ情報>「目マスク」